北海道の入所系施設カバー率ランキング|入所系施設が充実している地域はどこ?
「北海道で介護施設が充実している地域はどこだろう」——施設探しの第一歩として、地域ごとの施設供給状況は重要な情報です。
この記事では、北海道の市区町村を対象に、入所系施設カバー率が高い地域をランキング形式でご紹介します。カバー率とは、要介護認定者数全体に対する入所系施設の定員割合です。分母には在宅サービス利用者も含まれるため数値は低く出ますが、地域の施設供給規模を比較するための参考指標です。全国平均は約3.0%、北海道の平均は約3.97%です。
ただし、カバー率が高いことは「入所しやすい」と直接意味するわけではありません。定員ベースの指標であり、実際の空き状況は反映されていません。施設供給の手厚さを大まかに把握するための参考指標としてご覧ください。
北海道の入所系施設カバー率ランキング TOP10
上位5地域の特徴と背景
1位 月形町(カバー率 11.13%)
空知地方に位置する人口約2,800人の町です。65歳以上人口は約1,100人で、認定者は約660人。入所系施設は1件で定員は73人。小規模自治体に施設があるため、カバー率が高く算出されています。月形刑務所で知られる町です。
2位 釧路町(カバー率 8.48%)
釧路市に隣接する人口約1.8万人の町です。65歳以上人口は約5,900人で、認定者は約3,700人。入所系施設は4件で定員は314人。釧路湿原に近い自然豊かな地域で、釧路市の介護圏域と一体的に機能しています。
3位 今金町(カバー率 8.37%)
檜山地方に位置する人口約4,700人の町です。65歳以上人口は約1,900人で、認定者は約1,100人。入所系施設は2件で定員は88人。農業が主産業の小規模自治体です。
4位 赤平市(カバー率 7.65%)
空知地方の旧産炭地で人口約9,200人の市です。65歳以上人口は約4,100人で、認定者は約2,800人。入所系施設は4件で定員は212人。炭鉱閉山後の人口減少と高齢化が進む一方、施設定員は認定者数に対して比較的手厚い水準です。
5位 当別町(カバー率 7.62%)
札幌市に隣接する人口約1.5万人の町です。65歳以上人口は約5,600人で、認定者は約3,200人。入所系施設は2件で定員は243人。札幌のベッドタウンとして発展している地域です。
北海道のカバー率にみられる傾向
道平均は全国平均を上回る
北海道の平均カバー率は3.97%で、全国平均(約3.0%)を上回っています。広大な面積に小規模自治体が点在する構造のため、各地域に施設が整備されている傾向があります。
空知地方の旧産炭地が上位に多い
月形町、赤平市、砂川市、南幌町と、空知地方の自治体がTOP10に複数入っています。炭鉱閉山後の人口減少で認定者数が少なくなった一方、施設が残っているため、カバー率が高くなっている構造です。
TOP10すべてが5%超と全体的に高水準
TOP10の最低値でも5.98%と、全国平均の約2倍です。北海道は広域に施設が分散して整備されていることが背景にあり、地域ごとの施設供給規模が比較的大きい傾向がみられます。
カバー率が高い=「入りやすい」とは限らない
カバー率はあくまで「入所系施設の定員 / 要介護認定者数全体」で算出した指標であり、実際の入所のしやすさを直接示すものではありません。分母には在宅サービスのみ利用している方も含まれるため、数値は構造的に低くなります。以下の点を踏まえて総合的にとらえることが大切です。
- カバー率が高くても、施設が満室であれば入所できません。空き状況は施設に直接確認する必要があります。
- 施設の種類や費用はさまざまです。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなど、施設ごとに入所条件や費用が異なります。
- 逆にカバー率が低い地域でも、近隣自治体の施設を利用できるケースが多くあります。介護施設の利用は居住地に限定されません。
このランキングを見るときの注意点
- カバー率は施設の「定員」をもとに算出しています。実際の空き状況を反映しているわけではありません。
- 定員データが未入力の施設は集計に含まれていないため、実際の供給力よりも低く算出されている可能性があります。
- 小規模自治体では施設数が少ないため、1施設の開設・閉鎖で数値が大きく変動する点にもご注意ください。
- データは厚生労働省の公表データに基づいていますが、調査時点と現在で状況が異なる場合があります。
カバー率の計算方法について詳しくは、指標の解説ページをご覧ください。
まとめ
北海道のカバー率は全国平均を下回る地域が多いですが、上位の市町村にはそれぞれ異なる背景があります。小規模自治体でカバー率が高く出やすい面がある一方、箕面市や大東市のように一定の人口規模を持つ地域でも施設供給が手厚いケースがあります。
各指標の計算方法について詳しくは、指標の解説ページをご覧ください。全国版のランキングについては、全国版のカバー率記事もあわせてどうぞ。