鳥取県の入所系施設カバー率ランキング|入所系施設が充実している地域はどこ?
「鳥取県で介護施設が充実している地域はどこだろう」——施設探しの第一歩として、地域ごとの施設供給状況は重要な情報です。
この記事では、鳥取県の市区町村を対象に、入所系施設カバー率が高い地域をランキング形式でご紹介します。カバー率とは、要介護認定者数全体に対する入所系施設の定員割合です。分母には在宅サービス利用者も含まれるため数値は低く出ますが、地域の施設供給規模を比較するための参考指標です。全国平均は約3.0%、鳥取県の平均は約6.72%です。
ただし、カバー率が高いことは「入所しやすい」と直接意味するわけではありません。定員ベースの指標であり、実際の空き状況は反映されていません。施設供給の手厚さを大まかに把握するための参考指標としてご覧ください。
鳥取県の入所系施設カバー率ランキング TOP10
上位5地域の特徴と背景
1位 日野町(カバー率 17.85%)
鳥取県西部の山間地域にある人口約2,800人の町です。65歳以上人口は約1,400人で、認定者は約870人。入所系施設は2件で定員は156人。全国版のカバー率ランキングでも上位に入る地域です。
2位 江府町(カバー率 15.94%)
大山の南麓に位置する人口約2,500人の町です。65歳以上人口は約1,200人で、認定者は約870人。入所系施設は3件で定員は139人。日野町とともに鳥取県西部に施設が集積しています。
3位 倉吉市(カバー率 12.48%)
鳥取県中部の中心都市で人口約4.5万人です。65歳以上人口は約15,400人で、認定者は約8,100人。入所系施設は20件で定員は1,014人。白壁土蔵群で知られる歴史都市で、上位5地域で施設数・定員ともに最も多く、データの安定性が高い地域です。
4位 大山町(カバー率 8.12%)
大山(だいせん)の北麓に位置する人口約1.5万人の町です。65歳以上人口は約6,100人で、認定者は約3,500人。入所系施設は6件で定員は282人。大山寺やスキー場で知られる観光地です。
5位 米子市(カバー率 5.87%)
鳥取県西部の中心都市で人口約14.5万人です。65歳以上人口は約42,800人で、認定者は約27,200人。入所系施設は40件で定員は1,596人。山陰地方の商業拠点で、施設の絶対数が多い地域です。
鳥取県のカバー率にみられる傾向
県平均は全国平均の2倍以上
鳥取県の平均カバー率は6.72%で、全国平均(約3.0%)の2倍以上です。全国で最も人口が少ない県のひとつで、認定者数に対する施設定員の割合が全体的に高い傾向があります。
日野郡が全国トップクラス
日野町(1位・17.85%)と江府町(2位・15.94%)は全国版ランキングでも上位に入る突出したカバー率です。中国山地の山間部に施設が集積しています。
倉吉市が中規模都市で12%超
倉吉市(3位・12.48%)は人口約4.5万人の中規模都市でありながら12%を超えるカバー率です。施設20件・定員約1,000人と、データの安定性も高い地域です。
カバー率が高い=「入りやすい」とは限らない
カバー率はあくまで「入所系施設の定員 / 要介護認定者数全体」で算出した指標であり、実際の入所のしやすさを直接示すものではありません。分母には在宅サービスのみ利用している方も含まれるため、数値は構造的に低くなります。以下の点を踏まえて総合的にとらえることが大切です。
- カバー率が高くても、施設が満室であれば入所できません。空き状況は施設に直接確認する必要があります。
- 施設の種類や費用はさまざまです。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなど、施設ごとに入所条件や費用が異なります。
- 逆にカバー率が低い地域でも、近隣自治体の施設を利用できるケースが多くあります。介護施設の利用は居住地に限定されません。
このランキングを見るときの注意点
- カバー率は施設の「定員」をもとに算出しています。実際の空き状況を反映しているわけではありません。
- 定員データが未入力の施設は集計に含まれていないため、実際の供給力よりも低く算出されている可能性があります。
- 小規模自治体では施設数が少ないため、1施設の開設・閉鎖で数値が大きく変動する点にもご注意ください。
- データは厚生労働省の公表データに基づいていますが、調査時点と現在で状況が異なる場合があります。
カバー率の計算方法について詳しくは、指標の解説ページをご覧ください。
まとめ
鳥取県のカバー率は全国平均を下回る地域が多いですが、上位の市町村にはそれぞれ異なる背景があります。小規模自治体でカバー率が高く出やすい面がある一方、箕面市や大東市のように一定の人口規模を持つ地域でも施設供給が手厚いケースがあります。
各指標の計算方法について詳しくは、指標の解説ページをご覧ください。全国版のランキングについては、全国版のカバー率記事もあわせてどうぞ。