滋賀県の入所系施設カバー率ランキング|入所系施設が充実している地域はどこ?
「滋賀県で介護施設が充実している地域はどこだろう」——施設探しの第一歩として、地域ごとの施設供給状況は重要な情報です。
この記事では、滋賀県の市区町村を対象に、入所系施設カバー率が高い地域をランキング形式でご紹介します。カバー率とは、要介護認定者数全体に対する入所系施設の定員割合です。分母には在宅サービス利用者も含まれるため数値は低く出ますが、地域の施設供給規模を比較するための参考指標です。全国平均は約3.0%、滋賀県の平均は約2.13%です。
ただし、カバー率が高いことは「入所しやすい」と直接意味するわけではありません。定員ベースの指標であり、実際の空き状況は反映されていません。施設供給の手厚さを大まかに把握するための参考指標としてご覧ください。
滋賀県の入所系施設カバー率ランキング TOP10
上位5地域の特徴と背景
1位 多賀町(カバー率 4.27%)
多賀大社で知られる人口約7,100人の町です。65歳以上人口は約2,400人で、認定者は約1,100人。入所系施設は2件で定員は48人。彦根市に隣接する山間の町です。
2位 野洲市(カバー率 3.41%)
琵琶湖南岸に位置する人口約5万人の市です。65歳以上人口は約13,700人で、認定者は約7,600人。入所系施設は7件で定員は259人。三上山(近江富士)で知られます。
3位 近江八幡市(カバー率 2.98%)
近江商人発祥の地で人口約8.2万人の市です。65歳以上人口は約23,000人で、認定者は約10,500人。入所系施設は14件で定員は313人。上位5地域で施設数が最も多く、データの安定性が高い地域です。
4位 甲賀市(カバー率 2.76%)
忍者の里として知られる人口約8.8万人の市です。65歳以上人口は約25,900人で、認定者は約13,800人。入所系施設は12件で定員は381人。信楽焼の産地でもあります。
5位 竜王町(カバー率 2.17%)
三井アウトレットパーク滋賀竜王がある人口約1.2万人の町です。65歳以上人口は約3,400人で、認定者は約1,700人。入所系施設は3件で定員は36人。農業が盛んな町です。
滋賀県のカバー率にみられる傾向
県平均は全国平均を大きく下回る
滋賀県の平均カバー率は2.13%で、全国平均(約3.0%)を大きく下回っています。京阪神への通勤圏として若い世代が多い一方、認定者数に対する施設定員の割合は低い傾向です。
TOP10でも全国平均に届かない地域が多い
1位の多賀町(4.27%)以外は3%台以下で、TOP10の多くが全国平均を下回っています。県全体として認定者数に対する施設供給の割合が低めの構造です。
大津市・草津市は人口規模が大きい分カバー率は低め
大津市(7位・2.14%)は施設95件、草津市(9位・1.87%)は施設29件と施設数自体は多いものの、人口増加が続く地域のため、カバー率は低めに出ています。
カバー率が高い=「入りやすい」とは限らない
カバー率はあくまで「入所系施設の定員 / 要介護認定者数全体」で算出した指標であり、実際の入所のしやすさを直接示すものではありません。分母には在宅サービスのみ利用している方も含まれるため、数値は構造的に低くなります。以下の点を踏まえて総合的にとらえることが大切です。
- カバー率が高くても、施設が満室であれば入所できません。空き状況は施設に直接確認する必要があります。
- 施設の種類や費用はさまざまです。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなど、施設ごとに入所条件や費用が異なります。
- 逆にカバー率が低い地域でも、近隣自治体の施設を利用できるケースが多くあります。介護施設の利用は居住地に限定されません。
このランキングを見るときの注意点
- カバー率は施設の「定員」をもとに算出しています。実際の空き状況を反映しているわけではありません。
- 定員データが未入力の施設は集計に含まれていないため、実際の供給力よりも低く算出されている可能性があります。
- 小規模自治体では施設数が少ないため、1施設の開設・閉鎖で数値が大きく変動する点にもご注意ください。
- データは厚生労働省の公表データに基づいていますが、調査時点と現在で状況が異なる場合があります。
カバー率の計算方法について詳しくは、指標の解説ページをご覧ください。
まとめ
滋賀県のカバー率は全国平均を下回る地域が多いですが、上位の市町村にはそれぞれ異なる背景があります。小規模自治体でカバー率が高く出やすい面がある一方、箕面市や大東市のように一定の人口規模を持つ地域でも施設供給が手厚いケースがあります。
各指標の計算方法について詳しくは、指標の解説ページをご覧ください。全国版のランキングについては、全国版のカバー率記事もあわせてどうぞ。