石川県の入所系施設カバー率ランキング|入所系施設が充実している地域はどこ?
「石川県で介護施設が充実している地域はどこだろう」——施設探しの第一歩として、地域ごとの施設供給状況は重要な情報です。
この記事では、石川県の市区町村を対象に、入所系施設カバー率が高い地域をランキング形式でご紹介します。カバー率とは、要介護認定者数全体に対する入所系施設の定員割合です。分母には在宅サービス利用者も含まれるため数値は低く出ますが、地域の施設供給規模を比較するための参考指標です。全国平均は約3.0%、石川県の平均は約3.16%です。
ただし、カバー率が高いことは「入所しやすい」と直接意味するわけではありません。定員ベースの指標であり、実際の空き状況は反映されていません。施設供給の手厚さを大まかに把握するための参考指標としてご覧ください。
石川県の入所系施設カバー率ランキング TOP10
上位5地域の特徴と背景
1位 津幡町(カバー率 5.23%)
金沢市の北に隣接する人口約3.5万人の町です。65歳以上人口は約9,600人で、認定者は約4,700人。入所系施設は10件で定員は247人。金沢のベッドタウンとして発展し、上位5地域で施設数が最も多くデータの安定性が高い地域です。
2位 野々市市(カバー率 4.05%)
金沢市の南に隣接する人口約5.6万人の市です。65歳以上人口は約11,000人で、認定者は約5,400人。入所系施設は6件で定員は218人。金沢工業大学がある若い街で、人口増加が続いています。
3位 中能登町(カバー率 3.80%)
能登半島の中部に位置する人口約1.5万人の町です。65歳以上人口は約6,300人で、認定者は約3,600人。入所系施設は6件で定員は136人。能登上布で知られる織物の町です。
4位 志賀町(カバー率 3.79%)
能登半島の西岸に位置する人口約1.8万人の町です。65歳以上人口は約8,300人で、認定者は約4,600人。入所系施設は12件で定員は174人。巌門や能登金剛で知られる自然景勝地です。
5位 金沢市(カバー率 3.42%)
県庁所在地で人口約46万人の中核市です。65歳以上人口は約12.2万人、認定者は約73,400人。入所系施設は87件で定員は2,508人。兼六園で知られる歴史都市で、施設の絶対数が県内で圧倒的に多い地域です。
石川県のカバー率にみられる傾向
県平均は全国平均をやや上回る
石川県の平均カバー率は3.16%で、全国平均(約3.0%)をやや上回っています。金沢都市圏を中心に施設が整備されている傾向です。
金沢近郊の町が上位に
津幡町(1位)と野々市市(2位)は金沢市に隣接するベッドタウンです。金沢都市圏の一体的な施設整備が背景にあります。
能登地方は下位に
七尾市(10位・1.66%)は能登半島の中心都市ですが、カバー率は全国平均を下回っています。能登地方は人口減少が進む一方、認定者数に対する施設定員の割合が低めの傾向です。
カバー率が高い=「入りやすい」とは限らない
カバー率はあくまで「入所系施設の定員 / 要介護認定者数全体」で算出した指標であり、実際の入所のしやすさを直接示すものではありません。分母には在宅サービスのみ利用している方も含まれるため、数値は構造的に低くなります。以下の点を踏まえて総合的にとらえることが大切です。
- カバー率が高くても、施設が満室であれば入所できません。空き状況は施設に直接確認する必要があります。
- 施設の種類や費用はさまざまです。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなど、施設ごとに入所条件や費用が異なります。
- 逆にカバー率が低い地域でも、近隣自治体の施設を利用できるケースが多くあります。介護施設の利用は居住地に限定されません。
このランキングを見るときの注意点
- カバー率は施設の「定員」をもとに算出しています。実際の空き状況を反映しているわけではありません。
- 定員データが未入力の施設は集計に含まれていないため、実際の供給力よりも低く算出されている可能性があります。
- 小規模自治体では施設数が少ないため、1施設の開設・閉鎖で数値が大きく変動する点にもご注意ください。
- データは厚生労働省の公表データに基づいていますが、調査時点と現在で状況が異なる場合があります。
カバー率の計算方法について詳しくは、指標の解説ページをご覧ください。
まとめ
石川県のカバー率は全国平均を下回る地域が多いですが、上位の市町村にはそれぞれ異なる背景があります。小規模自治体でカバー率が高く出やすい面がある一方、箕面市や大東市のように一定の人口規模を持つ地域でも施設供給が手厚いケースがあります。
各指標の計算方法について詳しくは、指標の解説ページをご覧ください。全国版のランキングについては、全国版のカバー率記事もあわせてどうぞ。